に投稿

学校でフェアトレードや国際課題を学ぶ題材として、売上の100%が寄付になるアフリカ産フェアトレードコーヒーを利用してみませんか?

地球に優しい事やモノを使うという意識が広まる中、 売り上げの全額が生産国への寄付になるウォームハーツコーヒークラブのフェアトレードコーヒーに注目していただく機会も増えました。

特に今年は学校から複数の問い合わせがあり、アフリカ・マラウイ産フェアトレードコーヒーが学生さんたちの学びの材料となっています。

今日は、これらの学校での活動について皆さんにレポートさせていただきます。

学校 × Warm Hearts Coffee Club

ウォームハーツコーヒークラブのアフリカ・マラウイ産フェアトレードコーヒーを題材にした探究型学習が各学校で行われました。

学生の皆さんがフェアトレードやマラウイについて学び、その内容をプレゼンテーションなどで伝えました。また、全額が寄付になるコーヒーを販売することで、社会問題を解決する活動に実際に参加していただきました。

●実例1:サレジオ学院中学校・高等学校

[コーヒー販売会]

サレジオ学院においても、生徒さんたちから質問をいただくという形で自主的な探求型学習を行い、その後、中高生の学生たちの手によって販売会の準備を行いました。生徒さんの発案で実現した 『フェアトレード&チャリティ』 の紅茶・コーヒーの販売会で、マラウイコーヒーが販売されました。

事前に教育懇談会などでのビデオメッセージで保護者の方などにも告知を行った結果、予想以上のお申込みがあり2回に分けての販売となりました。この販売会では、コーヒーの販売を通して学校給食11,246食分の寄付となりました。

マラウイコーヒーの販売会が、生徒さんたちのボランティア活動として紹介されています。地理の授業でフェアトレードについて知った生徒さんが、フェアトレード商品を販売してみたいという希望し、さらにせっかく販売するのであれば途上国の支援をしたいと考えたことから、今回の全額が寄付になるマラウイコーヒー販売会に繋がりました。ボランティア精神を大切にされていて素晴らしいと思います。

 

[夏のボランティア学習]

また、2022年の8月にはサレジオ学院在校中の生徒様、そして卒業生の生徒様に夏の企画として、ボランティアワークショップにご参加いただきました。Warm Hearts Coffee を今後、学校でどう販売していくのか販売企画の考案や、私たちの支援企業Mobellのディレクター、弊団体の学生スタッフとも交流をしていただきました。

夏のワークショップの中で、Warm Hearts Coffee Club、そしてその支援者の思いや活動について知っていただくことで、生徒様のご活動がどのように世の中に良い影響をもたらすことができているのか実感していただく機会になったと思います。

夏のボランティアについて詳しくはこちらからご覧ください。

また、今回ワークショップにご参加いただいたサレジオ学院卒業生の生徒様には、2022年の2月に支援企業Mobellが運営するMobellオンライン留学コースにご参加いただきました。コース内では貧困などのSDGs問題を中心に、弊団体が行っているチャリティやソーシャルエンタープライズについて学び、参加者様に学んだことを活かしていただく機会を提供しております。

「Mobellオンライン留学コース」https://www.mobell.com/jp/course/

●実例2:日向学院中学校・高等学校

宮崎県の学校法人日向学院の有志の高校生が始めたフェアトレード・コーヒー販売プロジェクト「Your Bible Project」。

まずプロジェクトメンバーの生徒さんから「フェアトレードコーヒーとは何か?」という質問を受け、私たちが回答することからはじまりました。その後、学生の皆さんがコーヒーに関する社会課題やマラウイの貧困問題などを自主的に調べ、どのようにマラウイ産フェアトレードコーヒーをPRし販売すればよいかというマーケティング的な作業も行いました。

プロジェクトメンバーたちは他の生徒さんたちに向けて『遠い国アフリカの国・マラウイでコーヒーを栽培している人とつながる』というテーマで制作した動画を各クラスで放映し、プレゼンテーションも行いました。

動画やプレゼンテーションを通してマラウイやマラウイで栽培されているコーヒーについて知った130名以上の生徒さんがコーヒーを購入し、約18,000食分の学校給食の寄付となりました。

「フェアトレード・コーヒーの1回目の販売終了」
http://www.hyugagakuin.ac.jp/news/e/global/2021/07/23/002199.html

2021年12月2022年8月にも販売会を行なっていただき、1回目の販売会から3回目の販売会で合計約39,500食分のご寄付をいただきました。活動後の反省会では、さらにマラウイのことを知りたいという声や、産地のストーリーをまとめていきたいという生徒様も多くいらっしゃいました。

今後はマラウイの人々とオンラインで交流会を開き、マラウイのことをさらに知る機会を作ったり、日本人スタッフや学生ボランティアスタッフに、販売におけるアドバイスを定期的にもらえる仕組みを作ったりなど、学習と活動の質をさらに伸ばしていきます。

●実例3:静岡雙葉学園

静岡雙葉学園では、「コーヒーの産地、マラウイについて」「フェアトレードについて」「どのようにコーヒーの売上の全額が寄付になるしくみ」などについての授業を3回ほど実施させていただきました。

その後、静岡雙葉学園の生徒の有志団体であるフォスターフレンドにより開催された「ふたばフェアトレードDAY」にて、途上国の商品の1つとして、マラウイ産コーヒーを販売しました。生徒さんたちがフェアトレード商品の仕入れを行い、商品に値札をつけ、納品された商品の確認などを行いました。フェアトレードについて知り、販売や買い物をしながら国際課題について学べる機会となったのではないでしょうか。この販売会では、コーヒーの販売を通して学校給食3,300食分の寄付が集まりました。

また、国際教養コースに所属する生徒さんたちへは国際理解の授業を実施し、教材としてマラウイ産寄付型コーヒーを扱っていただきました。

2021年12月2022年7月にも販売会を開催し、これまでに38,300食のご寄付をいただきました。静岡雙葉学園様にはご寄付を通して給食支援だけではなく、マラウイの子供たちの学びの機会を支援するために保育園再建音楽イベントの開催支援など、さまざまなプロジェクトにご協力いただきました。

現在はマラウイの子供たちが安全に通学できるようにするためのスクールバス開通プロジェクトにもご協力いただいております。マラウイの課題について知っていただき、実際に給食支援以外の寄付の活用方法も考えていただくことで、生徒様に自発的に国際問題解決に向けて取り組んでいただいています。

●実例4:宮崎学園

2021年9月、宮崎学園のインターアクト部の学生様にWarm Hearts Coffeeを販売していただきました。販売までの全ての手続きを生徒様に実施いただき、活動に生徒様主体で関わっていただきました。

Warm Hearts Coffee販売会後は、Warm Hearts Coffee Clubのスタッフがオンライン説明会で現地の生活、文化について紹介をし、生徒様に異文化について学んでいただく機会を設けることが出来ました。オンライン説明会の中ではコーヒー以外の支援方法についても積極的にご質問いただき、マラウイの支援で協働しているCycle of Goodというチャリティブランドを紹介させていただいたところ、宮崎学園様にマラウイ産トートバックの販売をしていただけることになりました。

コーヒーの販売からマラウイについて興味を持っていただき、生徒様に新しい企画を実施していただくことは、国際問題について『知る・考える・行動する』の3つのアクションを実行する機会に繋がりました。現在でもコーヒー、トートバック販売、そして他校との協働をしていただくことを通してマラウイの支援を実施していただいております。

●実例5:桜の聖母女学院高等学校

福島県の私立高校である桜の聖母女学院インターアクト部の生徒様には学校でのコーヒー販売に加え、子ども食堂でのコーヒー提供を実施していただきました。学校外にもコーヒーをご提供していただくことで、生徒様が地域のコミュニティーと関わる機会にも繋がりました。販売会はマラウイについての調べ学習から始め、資料作り、企画や運営を生徒様主導で実施いただき、探求学習の実践の場としてWarm Hearts Coffee Clubと協働していただきました。

学校が主体として企画を運営するのではなく、桜の聖母女学院インターアクト部様のように生徒様が課外活動で主体的に活動していただくことは私たちや学校側が今まで思いつかなかったような新しい企画を考えることに繋がり、発想力を養い、その考えを実践していただく場として関わっていただくことが出来ます。

●実例6:長野清泉女学院中学・高等学校

2021年、長野県にある長野清泉女学院中学・高等学校様のオンライン国際交流授業の一環としてマラウイについての講演、及びにコーヒーの販売会をおこなっていただきました。講演会は2回行いましたが、1回目はマラウイの現状や日本との関係、また現地での給食支援活動について説明をさせて頂きました。また、マラウイにおけるコー ヒー豆の生産過程や味の特徴についても、生徒様に学んでいただきました。さらに2回目は、マラウイの方とオンラインで繋がり、実際に現地の事を知り、深めることに繋がりました。2回の講演会を経ることでマラウイについて生徒様にコーヒービジネス、及びにマラウイについて詳しく学んでいただくことができたと思います。

授業の詳細についてはこちらからご覧ください。

また、オンラインの学習授業の後には2021年2月に学校の先生方に対してマラウイのコーヒー配布、2022年6月28日にはWarm Hearts Coffee Clubのコーヒービジネスを支援している社会的企業Mobellについての授業など様々な活動で生徒様にご交流いただきました。

コーヒー販売企画ではWarm Hearts Coffee Clubとコラボして生徒様がデザインされた独自のドリップパックを作成していただき、2022年7月の文化祭で販売を行っていただきました。コーヒーを販売するだけではなく、生徒様が持っているスキルを使ってコラボを実施できたのは、生徒様自身の好きなことを活かす場として良い学習機会となりました。

学びの場でコーヒーを教材としてご利用いただいて

各学校での「フェアトレードについて学び、伝え、販売する」という一連の経験を通して、生徒さんたちが主体的に学んでいる様子が印象に残っています。

自らが置かれた環境でどのようなアクションを起こせるのか?受動的ではなく主体的な学びでこそ課題解決力を養うことができます。

多くの学生の方々が国際課題を学び、多くの人に伝え、国際課題解決に実践的に関わる活動が、持続可能な国際課題解決策の1つになるのだと感じました。

「あなたの学校でもフェアトレードや国際課題を実践的に学ぶために、マラウイ産コーヒーを利用してみませんか?」

ウォームハーツコーヒークラブを運営するNPO法人せいぼは、今後も学校や学生の方たちに国際課題、フェアトレードなどを実践的に学ぶための以下のような機会を提供していきます。ご興味をお持ちの方は、ぜひこちらからお問い合わせください。

①世界最貧国マラウイの課題と解決につながるソーシャルビジネスについて学べる

NPO法人せいぼの代表でもある店長山田が、マラウイを通してみる国際課題や支援の必要性、その持続的な解決につながるソーシャルビジネス(社会課題解決型ビジネス)について伝えます。

②フェアトレードについて学べる


フェアトレードについて、またフェアトレードの利点や課題についての講座を実施しています。

③NPO活動体験ができる

学生の方にNPO活動に参加し体験していただけます。国際課題に関する授業を受けるだけでなく、NPOのスタッフと一緒にフェアトレードコーヒーの販売や販売のための企画をすることで、探求型学習になり、国際社会に貢献した実感を得ることができます。

④現地の方の話を直接聞くことができる


マラウイ現地と日本をつなぐビデオチャットも行います。マラウイ現地スタッフとオンラインで話す機会を設け、マラウイの学校、文化、食、労働観などについてマラウイ現地スタッフのリアルな声を直接聞くことで、より課題に興味を持ち理解を深めていただけると感じています。
またマラウイの公用語は英語ですので、英会話を活用する機会にもなります。

お問い合わせはこちらから

店長の山田です。学校などでの講座、コーヒーの販売会、教材としての利用についてお気軽にお問い合わせください。生徒の皆さんが単に国際理解を深めるだけではなく、実際の活動を通して自分が国際社会の一員である感覚を得ることができると思います。皆様からのご連絡お待ちしております。