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マラウイはどんな国? マラウイの治安や人柄、自然環境や食事、貧困状況などをわかりやすく紹介

マラウイの子ども達

マラウイ共和国(Republic of Malawi)は、北部にタンザニア、ルワンダ、南東部はモザンビークに接する、東アフリカの内陸国です。

マラウイには温かい心を持っている人々が多いことから「Warm Heart Of Africa(アフリカのあたたかい心)」という愛称がある一方、世界最貧国の1つとしても知られます。

この記事では、マラウイ産コーヒーを扱うWarm Hearts Coffee Clubが、マラウイはどのような国なのかを、国の愛称、治安や人柄、言語や産業、食事などの基本情報、子どもの教育、貧困問題などの10項目にわけて分かりやすく紹介します。

マラウイ地図イメージ

1.Warm Heart Of Africa(アフリカの温かい心)


アフリカの国と聞くと、紛争が多かったり、治安が安定しなかったりと、残念ながら、マイナスの印象を持ってしまうことが少なくありません。

しかしマラウイは「The Warm Heart Of Africa(アフリカの温かい心)」という愛称を持ち、人々の性格が温かいことで有名です。

英国から1964年に独立をし、その後小さな紛争はありましたが、一度も戦争をしたことがない国です。

また、青年海外協力隊のJICAが、最も隊員を送っているアフリカの国は、マラウイであることで知られています。その治安の良さや人の性格が優しい事などが、多くの方々が訪れる理由かもしれません。

2.マラウイの国旗とその意味


マラウイの国旗の黒は「アフリカの人々」、赤は「自由のために闘って流した血」、緑は「マラウイの自然」を表しています。そして日の出は、マラウイの独立後の発展を象徴しています。

3.マラウイの言語

マラウイの公用語は、英語とチェワ(Chichewa)語の2つです。
旧英国領ということもあり、都市部や主要都市ではだいたい英語が通じます。
さらに、北部ではトンガ語、中部や南部ではトゥンブカ語、ある部族はヤオなど、地域や部族によってことなる複数の言語が存在しています。

4.マラウイの自然環境


マラウイには、多くの豊かな自然環境があります。
その中でも、四国の1.5倍とマラウイの国土の5分の1を占める大きさのマラウイ湖は、その南端部がマラウイ湖国立公園に指定されており、この部分はユネスコの世界遺産にも登録されています。水深が700mとアフリカで2番目に深く、透明度が高く、1,000種類以上の魚がいます。

 

マラウイ湖は、その大きさ、そして白い砂浜があることから、まるで海のようです。リゾートスポットとしても知られ、休暇を過ごすロッジやホテルも複数あり、ダイビングやシュノーケリングなども楽しめます。湖のすぐそばなので、美味しい魚料理も食べられます。

またマラウイはサファリも多く存在しており、アフリカ大陸において、サイのサファリを実施した最初の国となっています。

5.マラウイの産業

マラウイの豊かな自然環境と共に、農業が主体の経済として存在しています。
90%が農村部に住んでおり、トウモロコシ、豆、米、キャッサバ、タバコ、ピーナッツなどを栽培しています。
※キャッサバ:タピオカの原料。和名は「芋の木」

5-1. 140年以上の歴史を持つマラウイのコーヒー栽培

マラウイにコーヒーが伝わったのは、1878年。スコットランドの宣教師によって、エディンバラの王立植物園からマラウイのブランタイヤ地方南部に1本のコーヒーの木が持ち込れ、マラウイでコーヒー栽培がはじまりました。1900年にはマラウイの貴重な輸出品の一つになり、今ではマラウイ全土でコーヒーが栽培されています。

その中でもマラウイ北部に位置するミスク地方が生産地として有名です。熱帯性気候ですが、高地は比較的涼しいため寒暖差が生まれコーヒー栽培に適した環境です。日本では知名度が低めですが、コーヒー好きの間では、定評があり、Warm Hearts Coffee Clubではそのマラウイコーヒーを扱っています。無農薬で栽培されているマラウイコーヒーの詳細はコチラ

6.マラウイの食事

「シマ」と「魚のフライ」というマラウイの一般的な食事

マラウイ人の主食は「シマ」という、メイズ(白トウモロコシ)を粉にしてお湯で溶いておかゆ状に練ったものです。おかずの代表は、マラウイ湖でとれる「チャンボ」というお魚です。「チャンボ」はマラウイ湖での固有種である白身魚で、カレイのようなたんぱくな味で、貴重なたんぱく源となっています。写真のように唐揚げにして「シマ」と一緒によく食べられています。

7.マラウイ人の特徴

次に、マラウイ人の特徴について、お話をします。
先ほど、心が温かいという点については、ご紹介しましたが、優しく、人懐っこい人々が多く、目が合うとニコニコとほほえみかけてくる人もいます。
一度人が人に出会うと、家族のことや最近の出来事を共有したり、時間をかけて挨拶します。
そのためか人々がゆったり談笑している姿をよく目にします。

また、マラウイでは全てがゆっくりしたペースで進みます。マラウイ人の歩くペースは、日本人のペースの約2分の1程度と言われており、スロー再生をしているように見えるほど、ゆっくり歩いています。

こうした優しくおっとりとした性格の人々が多いマラウイは、英国のチャリティ団体が実施するWorld Giving Indexにおける、「知らない人の手助けをする(Helping a stranger)」の指標で世界10位にランクインしています。これは彼らの心の広い性格を、良く物語っています。

8.マラウイの貧困


マラウイは、国民の心が穏やかで平和な国である一方で、世界最貧国の1つでもあります。
国際連合のWFPが設けている、人々の生活を包括的に把握している、人間開発指数においては、マラウイは世界189カ国の中で172位です。5歳未満の乳幼児の約39%が、栄養失調となっています。

マラウイの子どもたちのうち約64%が、5歳の誕生日を迎えることができません。多くの死因は、残念ながら栄養失調となっています。
家族も、旦那さんは国外に働きに出てしまい、奥さんのみが子どもを抱え、わずかな現金収入を得られる仕事を見つけて、生活を支えています。子どもたちの家庭の状態を改善させ、安心した生活が送れる状態が、強く求められています。

9.マラウイの教育

マラウイの子どもたちの小学校の卒業率は、わずか51%です。
1994年より初等教育が無償化され、多くの子どもたちが小学校に入学するようになりました。しかし、学校に通い続け卒業するには、食事のサポートやインフラの整備など、生活の基盤が必要です。

また、14歳以下が人口の約半分を占めるマラウイでは、1人の先生に対する子どもの数が多く、学校の対応にも多くの課題があります。

10.日本でもできる!マラウイへの支援


こうした子どもたちの状況と向き合うため、マラウイの学校給食を日本から支えている団体があります。それがNPO法人せいぼです。2015年から日本で活動をしているNPO法人で、現地のスタッフと共に、1日約15,000人の子どもたちに給食を提供しています。

Warm Hearts Coffee Clubは、この団体を通じ、コーヒーの売り上げの100%をマラウイの給食支援のために寄付しています。マラウイの給食費は1食わずか15円。1,000円のコーヒーが、およそ65人分の給食になります。

学校給食があることによって、子どもたちが学校に通う活力に繋がり、家庭も食費の余裕、そして新たな収入を得る仕事をする時間が生まれます。そして何よりも、将来のマラウイを支える子ども達を助け、現地の成長に繋がります。

まとめ

マラウイという国の概要、そして人々の特徴についてお話し、子ども達の教育、貧困についての現状をお伝えしました。マラウイはたしかに、貧困国の一つで、多くの乗り越えなくてはいけない課題があります。

一方で人々のコミュニティはとても温かく、人と人との強い絆が存在し、みな自然と助け合って暮らしています。日本と比べてゆっくりとした時間の流れ、人懐っこい性格によって日々築かれる人間関係、そして心の安定にもつながる助け合い文化など、私たちが学ぶべき点も多くあるように思います。

マラウイのコーヒーは、そんな国の現金収入の一つですが、同時に国の誇りにもできる、大事な産物だと思います。私たちWarm Hearts Coffee Clubは、マラウイの特徴を知り理解を深めた上で、心を込めて、コーヒーを通したおいしいマラウイ支援ができればうれしいです。