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ブルンジとマラウイの比較


いつもコーヒーでご支援を頂きありがとうございます!
この度は、私たち通常扱っているマラウイに対して、今回取り扱いをすることになったブルンジのコーヒーについて、その比較を通して詳細をお伝えできればと思います。

1. 気候と土壌(テロワール)の違い
コーヒーの味わいに大きな影響を与えるのが、育った環境(テロワール)です。
マラウイとブルンジでは、気候の安定性と土壌の性質にダイレクトな対比が見られます。

【マラウイ】巨大なマラウイ湖が生む「優しく穏やかな環境」
マラウイの農園は、国土の約20%を占める「マラウイ湖」による気候緩衝効果(寒暖差の大きなずれの緩和)を強く受けています。
昼は涼しい湖風が過度な猛暑を防ぎ、夜は暖かい空気の上昇により冷気の停滞を防ぎます。
温度が急激に変化することによる過酷なストレスがかからないため、コーヒーの実である「コーヒーチェリー」が穏やかかつ均一に熟成します。

飲んだ時にマイルドさを感じ、後味にチョコレートのような甘みが残るのも、マラウイの地理的な特徴から来ています。

【ブルンジ】険しい高地がもたらす「激しい寒暖差と豊かな火山性土壌」
一方、ブルンジ(私たちが扱うカジバジバ農園など)は、コンゴナイル分水嶺の峻険な高地に位置します。
気候を和らげる巨大な湖がないため、昼は強い上昇気流と猛暑、夜は放射冷却による冷え込みという激しい寒暖ストレスに晒されます。

この強い寒暖差と、ミネラル豊富な火山性土壌によって、コー日―チェリー内部に甘みや果実味(有機酸)がギュッと凝縮されます。
飲んだ時に、火山帯の影響でスモーキーな感じがし、ウイスキーのような香ばしい感覚が最初に口当たりに感じられます。
また、その後はほのかな苦みとちょっとした甘みが最後に来る風味です。

2. 歴史・栽培品種・生産体制の違い
歴史的背景や生産スタイルにも、それぞれの国の個性が表れています。

【マラウイ】イギリスの影響と多様な品種のバリエーション
1890年代にイギリス人入植者やスコットランドの宣教師によってコーヒーが持ち込まれた歴史を持ちます。
伝統的なブルボン種に加えて、世界的に人気のあるゲイシャ(Geisha)やSL28、病害虫に強いカチモールなど、多様な品種が栽培されているのが特徴です。
大農園(エステート)と小規模農協が共存して高品質な豆を育んでいます。

私たちが扱っているマラウイのミスク農園は、北部の伝統的な農園の一つで、ゲシャとカチモール種の混合になっています。

(カチモール種の木と一緒に育つ、ゲシャ種のコーヒーの木)

【ブルンジ】ベルギー統治の歴史と「赤ブルボン」へのこだわり
1930年代のベルギー統治下で本格的な栽培が始まりました。
ブルンジでは生産量の90%以上を※「赤ブルボン(Red Bourbon)」という単一品種が占めています。
数百本ほどのコーヒーの木を持つ超小規模農家が、地域のCWS(中央水洗工場)にチェリーを持ち込んで丁寧に精製するモデルが確立されています。

※赤ブルボン
高品質なアラビカ種の中でも古くから愛されてきた伝統的な品種です。熟したコーヒーチェリーが鮮やかな赤色になることからこの名がついています。
病害虫に弱く栽培に手間がかかりますが、非常に豊かな甘みと複雑で洗練された酸味を持つことで知られています。

私たちのコーヒーの農園:ブルンジ・カジバジバの特徴
新たにお取り扱いするのは、ブルンジのカヤンザ県にある「ドーレラバリミイ組合」が手がけたコーヒーです。

農家の負担を減らす願い:
組合名である「ドーレラバリミイ」には、「コーヒー農家の負担を減らすこと」という意味が込められています。
2010年に結成されたこの組合が所有する、「カジバジバ」という丘にある水洗工場(ウォッシングステーション)で作られました。

女性たちの活躍と地位向上:
輸出を担当するJNP COFFEEは、スペシャルティーコーヒービジネスおよび女性の地位向上を目指して活動しています。
ドーレラバリミイ組合には、2023年現在で253名の女性を含む733名が参加しており、地域に活気をもたらしています。
自然と共生する栽培環境: 標高1900メートルの高地で栽培されています。
バナナやアボガドによるシェード(日陰)のもとで、丁寧に天日乾燥されて育ちました。

マラウイの「すっきりと上品でまろやかな味わい」も、ブルンジの「ジューシーで力強いコク」も、それぞれのアフリカの大自然と生産者の手仕事が生み出した素晴らしいスペシャルティコーヒーです。
お届けする豆がブルンジへ変わっても、「一杯のコーヒーを楽しむことが、マラウイの子どもたちの学校給食になる」というWarm Hearts Coffee Clubの想いと仕組みは変わりません。

これまでマラウイのコーヒーを温かく支えてくださった寄付者の皆さま、ぜひ新しい「ブルンジ」の持つフレッシュでパワフルな味わいもお楽しみいただけますと幸いです。
これからもコーヒーを通じた温かい支援の輪を、一緒に広げていきませんか?

【製品情報】
品名: カジバジバ
生産国 / 地域: ブルンジ / カヤンザ県カバロレ・コミューン
規格: FW15+(スクリーン15アップ) / 精製方法:フルウォッシュド

▶ [ブルンジ・カジバジバのコーヒー豆・定期便の詳細はこちら]

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ブルンジ産「ガジバジバ」が繋ぐ、アフリカの持続可能なコーヒーの未来


2026年9月27日分のご注文より、ブルンジ産コーヒ―を扱うことになりました!
同じ南東アフリカの風味で、マラウイの給食支援を展開していきます。
今回は、その詳細についてまとめてみました!
是非、お読みいただければ嬉しいです!

目次:
・ブルンジ産「カジバジバ」のご紹介
・「ガジバジバ」取り扱いの背景
・コーヒーと環境問題
・マラウイの支援について
・「持続可能」は環境だけ?
・コーヒーの未来を守るには

ブルンジ産「カジバジバ」のご紹介
いつも、マラウイの給食支援へと繋がるマラウイコーヒーをお楽しみいただき、ありがとうございます。
この度、私たちの新たなラインナップとして、ブルンジ共和国から届く素晴らしい生豆をご紹介することになりました。
新しくお届けするのは、ブルンジ産「ガジバジバ」。

この一杯には、豊かなコーヒーの味わいだけでなく、現地でコーヒーを育てる農家の方々、そして女性たちの自立を支える取り組みなど、様々な想いとストーリーが込められています。
今回は、私たちがブルンジ産「ガジバジバ」を取り扱うことになった背景と、私たちが目指しているアフリカの持続可能なコーヒーの未来についてご紹介します。

「カジバジバ」取り扱いの背景
マラウイ産生豆については、昨年12月の仕入れ量を決定する段階で、他国からの先行調達などの影響もあり、今後の安定した仕入れに向けた調整が必要となりました。
現在、政府や現地の農園とも情報を共有しながら、マラウイ産生豆を安定して仕入れられる体制作りを進めています。

次回の仕入れ量は今年12月頃に改めて決定し、来年5月頃にはマラウイ産生豆が再び日本に入ってくる予定です。
それまでの期間、私たちはブルンジ産「カジバジバ」をお届けします。

今回、ブルンジ産「カジバジバ」を取り扱うことになったのは、マラウイ産生豆の調達を一時的に補うためだけではありません。
アフリカのコーヒー生産地では、環境問題や社会情勢、そして農業を支える労働人口の減少など、様々な課題を抱えています。
私たちは今回の取り扱いをきっかけに、一杯のコーヒーが生まれる背景にも目を向け、コーヒーの生産地が抱える課題や、持続可能な未来についても皆さまと一緒に考えていきたいと思っています。

気候変動によって生産環境が変化する中で、私たちが向き合わなければならないのは、
「これからも美味しいコーヒーを、どうすれば安定して届け続けることができるのか」
という問いです。

その答えを考えるためには、これまで一つの産地だけに目を向けるのではなく、アフリカ各地の生産地や生産者とつながり、それぞれの地域が抱える課題を知ることが大切だと私たちは考えています。
今回のブルンジ産「カジバジバ」の取り扱いも、その一歩です。

コーヒーと環境問題

コーヒーは、気候や自然環境の影響を大きく受ける農産物です。
近年、地球温暖化による気温上昇や降雨パターンの変化などによって、コーヒーの生産環境は大きく変化しています。

こうした気候変動の影響により、2050年までに「美味しいコーヒー」とされるアラビカ種の栽培適地が大幅に減少し、コーヒーの生産量にも大きな影響が出る可能性が指摘されています。さらに、収穫量の減少は生豆の供給不足につながり、結果として生豆価格の上昇にも影響します。
ここで、私たちは一つの疑問を持ちました。

「この先も、今までと同じようにマラウイのコーヒーだけを使い続けることができるのだろうか?」
マラウイのコーヒーをこれからも大切に届け続けるためにも、一つの産地だけに依存するのではなく、アフリカのさまざまな生産地とつながり、コーヒーの未来を考えていくことが必要なのではないか。
その一つの答えとして、今回私たちはブルンジ産「カジバジバ」をお届けします。

マラウイへの支援について
私たちは、2018年からマラウイコーヒーを販売し、マラウイの子供達への給食支援に繋げてきました。
しかし、私たちが目指す未来は、
マラウイだけでなく、アフリカ全土のコーヒー豆の持続可能な未来を実現することです。

ブルンジのコーヒーを取り扱うことは、マラウイへの支援をやめることではありません。
ブルンジの豆を提供する一方で、マラウイの子供達への給食支援を続けていきます。

「持続可能」は環境だけ?

「持続可能」と聞くと環境を守ることを思い浮かべるかもしれませんが、コーヒーについて考えてみると、それだけではありません。
地球温暖化によってコーヒーを育てることが難しい
↓
生産量が減る
↓
生産者や消費者にも影響が出る
↓
ではどうすればコーヒーの産地と市場をこれからも続けていけるのか?

この問題を考えることも持続可能な未来に繋がります。
だからこそ、アフリカのコーヒーを日本の皆さんに知ってもらい、飲んでもらうことに大きな意義があるのです。

コーヒーの未来を守るには?
私たちが考えたいのは、「どの国のコーヒーを買うか」ではありません。
「これからもアフリカのコーヒーを飲み続けられる未来をどうやって作るか」ということです。

・気候変動に向き合いながら、生産者がコーヒーを作り続けられること。
・その生産量などを使って市場を広げること。
・そのコーヒーを使って、マラウイの子供達の給食を支え、未来の人材を育てること。

これら全てが私たちが考える「アフリカの持続可能なコーヒーの未来」です。

あなたの一杯から未来を考えてみませんか?
普段、何気なく飲んでいるそのコーヒー。
でもその豆を作っている生産者について考えたことがありますか?
アフリカにはコーヒー市場があります。
その一杯で支えられる子供達がいます。
だから、次にコーヒーを飲む時
その背景について考えてみてください。
その一杯が、アフリカの子供たちの未来を支える力になる。

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お中元でマラウイ産アイスコーヒーを使いませんか?

夏のギフト、お中元としてNPO法人せいぼの寄付型リキッドコーヒーを使いませんか?
企業や学校、ご個人の方のお名前やメッセージを入れることができます。

私たちは、マラウイの北部のミスク農園からスペシャルティコーヒーを仕入れており、その風味は深煎りにとても相性がいいコーヒーとなっています。
コクがあり、ほのかな酸味がアイスコーヒーのきりっとした深い味を引き立ててくれます。
是非、マラウイの給食支援にも繋がり、風味も高品質なコーヒーを、ギフトやおうちでのコーヒータイムでお使いになりませんか?

既にできているリキッドコーヒーのパックで、お手軽に楽しんで頂けます!
※商品はこちらから

熨斗を付けたり、メッセージを追加するためには、別途ご相談を頂いております。
以下からご連絡をお待ちしております!

※お問い合わせ
corporate.order@seibojapan.org

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Cafe : Hare to Ke


As I step through the doors of Hare to Ke, I am warmly greeted by Noguchi, the owner of the café, and her two robot employees, Dori and Dora.
The café has a cozy and welcoming atmosphere, where every detail feels thoughtfully placed. From the carefully selected products on display to the gentle harmony between tradition and technology, it is clear that Noguchi has a deep dedication not only to her surroundings and the environment but also to the people who step into her space.

There is a quiet warmth here—one that invites you to slow down, take a seat, and simply be.

Noguchi:

“The name ‘Hare to Ke” comes from a concept expressed by the folklorist Kunio Yanagita.
“Hare” refers to the extraordinary, while “Ke” represents the everyday.
Robots are still not part of our daily lives—they are still something special.
But I hope for a future where they can coexist with us and become part of our everyday routines.
At the same time, the concept also reflects the importance of daily life—especially eating.

The ranma (traditional transom) in the shop is another example.
It used to be a normal feature in Japanese homes, but today it feels almost extraordinary.
Through this space, I wanted to express how the boundary between the ordinary and extraordinary changes over time.
I also want to preserve and share Japanese cultural traditions.

For example, we sell dorayaki made with rice flour.
Normally, they are made with wheat flour, but since Japan has a strong rice culture, we use rice instead.
We grind the beans fresh so customers can fully enjoy the aroma.
Personally, I love drip coffee, and I feel it’s gentler on the body compared to espresso.
At home, I use a Hario V60.

In the café, we also use a dripper that allows us to brew multiple cups at once when it gets busy.
I’m originally from Kansai, so I wasn’t very familiar with Saitama.
When I was looking for a place to open the café, friends recommended Urawa.
It’s known as an educational district, with a strong focus on children and learning.
It has both urban convenience and access to nature, which creates a really nice balance.
That idea of “balance” also connects to the concept of this café.

There are many children in this area, and there are kindergartens nearby, so a lot of kids visit the café.
It makes me really happy to see so many children here.
My connection to Malawi started through students from a nearby school.
They first came as regular customers, but they had a strong passion for promoting fair trade.

That eventually led to our collaboration.
It felt like a meaningful connection, and I was really happy about it.
The café is not the final goal—there is more I want to do beyond it.
In Japan, many farmers are aging, and there is a shortage of successors.
Since eating is essential to life, food is incredibly important.
In the future, I would like to grow vegetables in an environmentally friendly way, without pesticides,
and bring back traditional farming and produce.”

As I listen and chat with Noguchi, I take a sip of the Malawian coffee that Dori has carefully brewed for me.
The bright yet gentle flavors of the beans, shaped by their unique terroir, blend seamlessly with the warm and calming atmosphere of the café. In that moment, I feel both relaxed and quietly satisfied.
Hare to Ke is a truly unique concept—one that bridges the everyday and the extraordinary.
If you ever find yourself nearby, I would highly recommend stopping by to experience it for yourself and to meet Noguchi and her two charming and dedicated robot companions, Dori and Dora.

Do you also want to taste the warmth of Malawi in a single cup—while helping provide school meals for children?

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事業型NPOへの移管と商品の価格改定について

ご寄付・ご支援、活動に関わってくださっている皆様、誠にありがとうございます。

昨年2025年には、約20,000人の子どもたちに給食を毎日提供することができ、多くの家庭・コミュニティ全体が活性化される年となりました。
また、日本国内ではマラウイ産コーヒー、紅茶の事業を中心に、商品を通して多くの方々のご支援を頂いたことも、とても光栄に感じております。
今後はチョコレートやチテンジ布を使った新しい商品も加えつつ、マラウイの豊かさを商品に乗せて多くの方々に届けることで、現地の給食提供に繋げていきます!

2025年度の活動報告はこちら!

・2026年に向けたお知らせ
そして、この度活動を継続していくにあたり、皆様にご共有させていただきたいことが 2点ございます。

1.事業型NPOへの移管
今まで、弊団体は「一般社団法人聖母」として商品の販売をし、同ミッションを掲げる「NPO法人聖母」に利益を寄付した上で、その寄付額をマラウイに送金しておりました。
しかし、この形態を以下の理由から N P O法人聖母の業務として一本化を行います。

・団体構造の複雑化を避け、寄付者、企業、学校法人に対する説明を簡易化する
・寄付の流れを簡潔にし、より信頼をしていただける形態にしていく
・将来、認定NPO法人化を目指す上で、「寄付のみ」にも関心を持って頂ける方を増やす

今まで弊団体は、寄付の全額(送金手数料を抜いた)をマラウイへ送金(ミッションへの還元)に充てるというNPO法人の伝統的な形態を守るために、一般社団法人での課税事業を実施してきました。
しかし、NPOを事業型することで、新しいNPOとしての姿をさらに広め、多くの方にご理解を頂くことが、持続可能なNPOの運営、現実的なマラウイの支援の継続に繋がると判断いたしました。
どうか、ご理解が頂ければ幸いです。そして、今後とも変わらないマラウイの給食支援を、よろしくお願いいたします。

2.生豆・商品の価格改定
次は、弊団体の寄付型コーヒーサイト、Warm Hearts Coffee Clubについてとなります。
気候変動によるコーヒー生豆の数量の減少や単価の上昇に伴い、4月1日の発注分から、価格の改定を行うこととなりました。
生豆につきましては、通商会社と最善の策を検討し、ブルンジのカジバジバを提供させていただきます。
(カジバジバはウォッシングステーションがある丘の名前です)
マラウイからの豆の供給が不安定になった場合、今年中の変更となる可能性が高いため、皆様にご通知いたします。

・品名 カジバジバ
・生産国 ブルンジ
・精製方法 フルウォッシュド

※価格の詳細はこちらから。

昨年に続き再度業務体系の変更となり、みなさまにお支払い時の口座変更等のお手数をおかけする形になりますことを大変心苦しく思います。
しかしながら、今後の安定した継続のため移管を決定いたしました。
ご理解いただけますようよろしくお願いいたします。
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コーヒーの未来を考える:高校生とアタカ通商・荒木社長の対話から

先日、アタカ通商株式会社の荒木守社長に、高校生たちがインタビューを行いました。テーマは、私たちの日々の生活に欠かせないコーヒーの未来。特に「コーヒーの2050年問題」を中心に、様々な課題や解決策について議論が交わされました。その内容を詳しくご紹介します。

コーヒー2050年問題

「コーヒーの2050年問題」とは、地球温暖化の影響で、2050年までに美味しいコーヒーの生産量が半減してしまう可能性があるという深刻な問題です。

コーヒー豆の栽培に適した地域は限られており、気温や降水量の変化に非常に敏感です。地球温暖化が進むと、これらの地域が減少し、コーヒー栽培が困難になることが予想されています。

生産地への影響

「コーヒーの2050年問題」は、様々な生産地に影響を及ぼすことが予想されていますが、その中でもブラジルは一番影響を受けると言われています。その他の国は手作業での収穫が主流ですが、天候に左右されやすく、虫の被害も深刻です。

これらの問題が深刻化すると、コーヒーの価格高騰や、コーヒー農園で働く人々の失業につながる恐れがあります。

コーヒー価格高騰の背景

現在、コーヒー一杯が400セントで取引されていますが、価格高騰には以下の要因が考えられます。

一つ目は、需要と供給のバランスがとれていない点です。世界的なコーヒー消費量の増加に対し、ブラジルのコーヒー在庫が減少しています。

二つ目は、為替の影響(円安)や、一部の富裕層による買い占めなどの経済的な理由が、価格を押し上げてしまう要因となっています。

より深い理解のために:コーヒーとSDGs

コーヒーの取引は、SDGs(持続可能な開発目標)とも深く関わっています。特に注目すべきは以下の点です。
貧困問題: コーヒー農園で働く人々の生活を支えるためには、フェアトレードの推進が不可欠です。

環境問題: 地球温暖化対策や、農薬の使用を減らす取り組みが求められます。

高校生へのメッセージ:マラウイコーヒーから学ぶ

インタビューでは、中高生にマラウイコーヒーに興味を持ってもらうための方法も議論されました。

マラウイは、高品質なコーヒー豆を生産することで知られていますが、その現状はまだ十分に知られていません。
マラウイコーヒーの魅力を伝えるためには、産地をアピールし、「マラウイ」で生産されていることを強調することが重要です。

まとめ

今回のインタビューを通じて、コーヒーの未来には多くの課題があることが明らかになりました。しかし、同時に、私たち一人ひとりができることもたくさんあります。NPO法人せいぼを通して、これらの課題解決に積極的に活動していきます。

学生の皆さんとの活動についての詳細はこちら。

Warm Hearts Coffee Clubと企業の皆様との活動についてはこちら。

Warm Hearts Coffee Clubについて

アフリカのマラウイの給食支援を展開するNPO法人せいぼによる寄付型コーヒーブランド。国内ではコーヒーの販売のみならず、学校と提携し、国際支援・サプライチェーン・マーケティングなどの観点から学生の皆さんと学びを深めている。また、コーヒー輸入事業などを行っているアタカ通商株式会社様をはじめとする多くの支援企業からも賛同をいただいています。

NPO法人せいぼウェブサイトはこちらからご覧ください。

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スペシャリティコーヒーってどんなコーヒー?普通のコーヒーと何が違うの?

私たちのマラウイ産コーヒーは、「スペシャルティコーヒー」と呼ばれる分類に入っています。この分類とはどのように決まっているのか、そして格付けを受けた輸入会社は、どのような意図でそうしたコーヒーのブランディングをして取引をされているのか、私たちがコーヒーを仕入れさせて頂いているアタカ通商株式会社様にお話を伺い、整理してみました。

アタカ通商株式会社 荒木守代表取締役社長をお招きした講演会の詳細はこちら。

 

スペシャルティコーヒーとは何か

スペシャルティコーヒーの定義にはいろいろな要件、条件がふくまれていますが、 結果、消費者(コーヒーを飲む人)が美味しいと評価し満足感を得ることが出来るのが、 スペシャルティコーヒーであるとも言えるでしょう。

もちろん、客観的な格付けの判断基準もあります。一番大事なことは、コーヒーの生豆からカップまでの工程が適正であることです。

その行程とは、農家の生産者、輸入業者(問屋)、焙煎業者 (メーカー) 、小売店 (インターネットや店舗) 、消費者となっています。消費者にとって美味しいコーヒーの条件は、コーヒー生豆の品質が60%、輸入業者の流通条件10%、焙煎業者の焙煎加工と製品製造30%の割合が その要件、条件と考えられています。

 

アタカ通商様の取り組み

アタカ通商様が生豆を購入する際は、栽培管理、収穫、生産処理、選別そして品質管理が 適正になされ、欠点豆の混入が少ないものを選択しているとのことでした。サンプルを取り寄せ、カッピング を実施しているそうです。

カッピングのチェック項目は、以下の通りとなります。

1.   欠点とされるテイストでないこと。

2.精製方法の違いによるテイストがあること

3.買付価格が適正と判断されること。

最終的には、市場全体の動きを判断し、その都度顧客が買ってくれそうな価格か否かをもって判断いたします。

 

・今後のスペシャルティコーヒー市場の課題

上記の流通過程において、農家生産者から焙煎業者(メーカー) までは当然、スペシャルテ ィコーヒーとして納得されて取引されているとのことです。

そこで、一番課題となって来るのは、小売店 (インターネットや店舗) から消費者への販売過程です。

小売店は消費者にスペシャルティコーヒーであることをアピール致しますが、その宣伝効果が販売拡大に結びついていないケースが多く、スペシャルティコーヒーの市場シェアが伸び悩むこともあるとのことです。

コーヒーはあくまでも嗜好品であり、商品の最終的な善し悪しは、消費者が決定するものです。一般的には、香り、酸味、苦味、コクのバランスがとれたコーヒーと言えます。「お代わりしたい!」と思うくらいの飲みやすさとおいしさがあることがベストです。

スペシャルティコーヒーとしてアピールされなくても、 スペシャルティコーヒーの持つ性質のコーヒーの良さを、どのように消費者にアピールして市場を拡大すべきか試行錯誤の状態が続いているのが現状だそうです。

 

・Warm Hearts Coffee Clubとして実施できるブランディング

そんな中で、社会的な価値も付加することで、このスペシャルティコーヒーの市場を時代に合わせて豊かにしていくことができないかと考えているのが、私たちWarm Hearts Coffee Clubの役割でもあります。

現在、アタカ通商様とは未来のコーヒー業界、そして消費文化とそれと関連する地球の関係を担う若い学生とも活動をしています。

学生の皆さんとの活動についての詳細はこちら。

そして、売り上げがマラウイの給食支援に繋がることで、現在人口が伸びているアフリカに対して、まずマラウイから支援を広げていくことが、おいしいコーヒーの効用をさらに広げ、社会に受け入れられるブランディングに繋がればと考えています。

Warm Hearts Coffee Clubと企業の皆様との活動についてはこちら。

 

Warm Hearts Coffee Clubについて

アフリカのマラウイの給食支援を展開するNPO法人せいぼによる寄付型コーヒーブランド。国内ではコーヒーの販売のみならず、学校と提携し、国際支援・サプライチェーン・マーケティングなどの観点から学生の皆さんと学びを深めている。また、コーヒー輸入事業などを行っているアタカ通商株式会社様をはじめとする多くの支援企業からも賛同をいただいている。

NPO法人せいぼウェブサイトはこちらからご覧ください。

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アタカ通商株式会社、代表荒木様とのインタビュー

Q なぜアタカ通商はマラウイコーヒーを選んだのですか?

A
アタカ通商がマラウイコーヒーを選んだ理由にはビジネス的な戦略が関係しています。コーヒーといえば、昔から産地として有名なエチオピア、ブラジル、コロンビア、インドネシア、その他中米のコーヒーが挙げられます。これらの国のコーヒー豆は以前より輸入商社が取扱をしており市場に沢山出回っております。

そこでアタカ通商が目を付けたのがアフリカです。意外と知られていませんが、コーヒー産業の後発国はアフリカにあり、コーヒーの歴史は浅いけれどコーヒー豆を用いて国を発展させようとする国がたくさんあります。マラウイもまだ大手商社に手を付けられていない国のうちの一つだったのです。

アタカ通商は大手商社が手を付けていない国に手を付けるというビジネス戦略を練り、マラウイコーヒーを取り扱うようになりました。実際の豆の情報はこちらになります。(以下は、アタカ通商様から届いた生豆とNPO法人せいぼの代表の写真です)

Q どのように現地とのコミュニケーションをとっているのですか?

A

過去にジャマイカの※コーヒー・インダストリー・ボード(CIB)のジェネラルマネージャーを勤めていたフェルナンデスさんがアタカ通商のエージェントとして現地と交渉をしています。アタカ通商の核となっているコーヒービジネスはジャマイカのブルーマウンテンです。

フェルナンデスさんがCIBのマネージャーを退任した後、「スペシャルティコーヒー」のビジネスを新しく始めるために、彼はアタカ通商のエージェントになりました。スペシャルティコーヒーとは、消費者が美味しいと評価して満足するコーヒーであること、生産から消費の過程において厳正な管理が行き届いた高品質のコーヒーのことです。値段は通常の商品より高いけれど、サステナブルかつ材料がどこで誰がどのように生産したのかが辿れる仕組みを持つ厳選されたコーヒーのことです。

このコーヒーが作られた背景には、アメリカのコーヒー市場の「量より質」という考え方がありました。市場には大規模な農園で作られた品質の低いコーヒーばかりが出回り、美味しいコーヒーが世界中からなくなってしまうという悪循環になっていました。そのため、農家の人たちがいくら頑張って高品質なコーヒーを作っても、それが価格に反映されませんでした。そこで生まれたのが、「高品質なコーヒー豆を作った人に対し、それに見合った対等な賃金を払おう」という考えから生まれたスペシャルティコーヒーだったのです。

スペシャルティコーヒーは瞬く間にアメリだけでなくヨーロッパや日本でも広がり、ヨーロッパスペシャルティコーヒー協会や日本スペシャルティコーヒー協会ができました。コーヒーの資格制度が発達すると同時に、その教育もなされてスペシャルティコーヒーが世の中に認知されていきました。ちなみに、同時に自家焙煎が増えたのもこの頃からです。

※コーヒー・インダストリー・ボード(CIB)

ジャマイカ政府がジャマイカのコーヒー生産を復興・拡大させるために設立された機関。コーヒー産業に関するあらゆる権限を持っている。ジャマイカのブルーマウンテンはCIBによって厳格に管理されている。

(以下の写真は、アタカ通商様のマラウイ豆のブランド、MZUZU ZEBRAのロゴとそのグッズです)

Q マラウイコーヒーならではの特徴はありますか?

A

コーヒーは嗜好品なので、味という観点でマラウイコーヒーを他の種類のコーヒーと区別することは難しいです。コーヒーの味は豆の種類だけではなく、豆の煎り方やコーヒーの淹れ方、淹れる時の温度によって大きく味が変わるため、とても繊細な飲み物なのです。コーヒーを味で特徴付けることは難しいですが、消費者に「イメージ」を持たせることによって特徴付けることはできます。

例えば、みなさんは「ブルーマウンテン」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?きっとほとんどの方がコクが深くておいしいコーヒーを想像すると思います。このように、コーヒーは消費者に味そのものを味わってもらうだけでなく、何年もかけてイメージを作ることによって「脳」で味わってもらうことも重要なのです。

アタカ通商が取り扱う「スマトラタイガー」という生豆は消費者にイメージを持ってもらうブランディング戦略で世間から高い評価を得ました。10年前、インドネシアのスマトラ島で生産された「マンデリン」というコーヒーアタカ通商は「スマトラタイガー」という名前で取り扱い始めました。一般的に、コーヒーの生豆はブラジルやコロンビア等の生産国の名前で取引されますが、アタカ通商は敢えてインドネシアに生息するスマトラ虎の名前を借り、可愛らしいキャラクターのマークを作ってパッケージに貼りました。すると、今までマンデリンという商品名でコーヒーを注文していた消費者が徐々にスマトラタイガーという商品名で注文するようになったのです。知名度が上がったスマトラタイガーはローソンでも商品化され、今でも多くの人々に親しまれています。

Q アタカ通商はフェアトレードとどう向き合っていますか?
A
フェアトレードとは、開発途上国で生産された商品を先進国が適正な価格で継続的に購入することで生産者の生活の安定と自立を目指す貿易の仕組みのことです。そしてフェアトレード商品の値段はニューヨークとロンドンの相場で決められており、相場の変動に大きな影響を受けます。そのため、フェアトレードコーヒーの生豆の取引をするアタカ通商のような商社にとってリスクの高い商品です。そのようなリスクがある中でも、アタカ通商は常に同じ値段で商品を買うフェアトレード制度の姿勢を大切にしています。さらに、アタカ通商がフェアトレード商品のビジネスをする上で重要視していることは常に「三方よし」を心がけることです。

これは「作る人も売る人も買う人も全員満足感がある商売をする」という意味で、近江商人の時代から言い伝えられる経営理念の根幹です。自らの利益のみを追求するのではなく、他者の立場に立って考え、社会の幸せを願う「三方よし」の精神を持つことが重要なのです。アタカ通商はフェアトレード商品だけでなく、全ての商品のビジネスにおいて自社の利益だけでなく、農園の人たちとのバランスを考えて、信頼関係を築き上げていくことを目指しています。

いかがだったでしょうか。アタカ通商様のコーヒーに対する思い、そしてビジネスの戦略、NPOとの協働の理由に迫ることができたでしょうか。さらに詳しい情報は是非、こちらからアタカ通商を取材した学生ボランティアの動画もご覧ください。

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ギフト用オリジナルラベルをリリース

2023年9月より、ドリップパックで使用をして頂けるオリジナルラベルをリリースしました。Warm Hearts Coffee Clubにて、皆様から頂くデザイン案をもとに、ご個人のギフト用、企業、学校法人様のノベルティグッズとして使用を頂くことができるようになりました!

すで、多くの企業、学校法人様にご利用を頂き、オンラインでも皆様にご紹介ができればと思い、リリースをさせて頂きました!企業の具体例はこちらより、そして学校法人の事例もこちらからご覧ください!

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社会貢献賞を受賞しました!

2022年12月5日、Warm Hearts Coffee Clubを運営しているNPO法人せいぼが、公益財団法人社会貢献賞より、社会貢献賞を頂きました。団体ができて7年、皆様のご支援により大きなステップを踏むことができました。皆様のご支援に感謝しております。

今回は、マラウイでの給食支援の実績を始め、日本での学校や企業様との提携、コーヒーやチャリティイベント、講演会を通しての活動の普及について評価を頂きました。この度は、誠にありがとうございます!

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