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ブルンジとマラウイの比較


いつもコーヒーでご支援を頂きありがとうございます!
この度は、私たち通常扱っているマラウイに対して、今回取り扱いをすることになったブルンジのコーヒーについて、その比較を通して詳細をお伝えできればと思います。

1. 気候と土壌(テロワール)の違い
コーヒーの味わいに大きな影響を与えるのが、育った環境(テロワール)です。
マラウイとブルンジでは、気候の安定性と土壌の性質にダイレクトな対比が見られます。

【マラウイ】巨大なマラウイ湖が生む「優しく穏やかな環境」
マラウイの農園は、国土の約20%を占める「マラウイ湖」による気候緩衝効果(寒暖差の大きなずれの緩和)を強く受けています。
昼は涼しい湖風が過度な猛暑を防ぎ、夜は暖かい空気の上昇により冷気の停滞を防ぎます。
温度が急激に変化することによる過酷なストレスがかからないため、コーヒーの実である「コーヒーチェリー」が穏やかかつ均一に熟成します。

飲んだ時にマイルドさを感じ、後味にチョコレートのような甘みが残るのも、マラウイの地理的な特徴から来ています。

【ブルンジ】険しい高地がもたらす「激しい寒暖差と豊かな火山性土壌」
一方、ブルンジ(私たちが扱うカジバジバ農園など)は、コンゴナイル分水嶺の峻険な高地に位置します。
気候を和らげる巨大な湖がないため、昼は強い上昇気流と猛暑、夜は放射冷却による冷え込みという激しい寒暖ストレスに晒されます。

この強い寒暖差と、ミネラル豊富な火山性土壌によって、コー日―チェリー内部に甘みや果実味(有機酸)がギュッと凝縮されます。
飲んだ時に、火山帯の影響でスモーキーな感じがし、ウイスキーのような香ばしい感覚が最初に口当たりに感じられます。
また、その後はほのかな苦みとちょっとした甘みが最後に来る風味です。

2. 歴史・栽培品種・生産体制の違い
歴史的背景や生産スタイルにも、それぞれの国の個性が表れています。

【マラウイ】イギリスの影響と多様な品種のバリエーション
1890年代にイギリス人入植者やスコットランドの宣教師によってコーヒーが持ち込まれた歴史を持ちます。
伝統的なブルボン種に加えて、世界的に人気のあるゲイシャ(Geisha)やSL28、病害虫に強いカチモールなど、多様な品種が栽培されているのが特徴です。
大農園(エステート)と小規模農協が共存して高品質な豆を育んでいます。

私たちが扱っているマラウイのミスク農園は、北部の伝統的な農園の一つで、ゲシャとカチモール種の混合になっています。

(カチモール種の木と一緒に育つ、ゲシャ種のコーヒーの木)

【ブルンジ】ベルギー統治の歴史と「赤ブルボン」へのこだわり
1930年代のベルギー統治下で本格的な栽培が始まりました。
ブルンジでは生産量の90%以上を※「赤ブルボン(Red Bourbon)」という単一品種が占めています。
数百本ほどのコーヒーの木を持つ超小規模農家が、地域のCWS(中央水洗工場)にチェリーを持ち込んで丁寧に精製するモデルが確立されています。

※赤ブルボン
高品質なアラビカ種の中でも古くから愛されてきた伝統的な品種です。熟したコーヒーチェリーが鮮やかな赤色になることからこの名がついています。
病害虫に弱く栽培に手間がかかりますが、非常に豊かな甘みと複雑で洗練された酸味を持つことで知られています。

私たちのコーヒーの農園:ブルンジ・カジバジバの特徴
新たにお取り扱いするのは、ブルンジのカヤンザ県にある「ドーレラバリミイ組合」が手がけたコーヒーです。

農家の負担を減らす願い:
組合名である「ドーレラバリミイ」には、「コーヒー農家の負担を減らすこと」という意味が込められています。
2010年に結成されたこの組合が所有する、「カジバジバ」という丘にある水洗工場(ウォッシングステーション)で作られました。

女性たちの活躍と地位向上:
輸出を担当するJNP COFFEEは、スペシャルティーコーヒービジネスおよび女性の地位向上を目指して活動しています。
ドーレラバリミイ組合には、2023年現在で253名の女性を含む733名が参加しており、地域に活気をもたらしています。
自然と共生する栽培環境: 標高1900メートルの高地で栽培されています。
バナナやアボガドによるシェード(日陰)のもとで、丁寧に天日乾燥されて育ちました。

マラウイの「すっきりと上品でまろやかな味わい」も、ブルンジの「ジューシーで力強いコク」も、それぞれのアフリカの大自然と生産者の手仕事が生み出した素晴らしいスペシャルティコーヒーです。
お届けする豆がブルンジへ変わっても、「一杯のコーヒーを楽しむことが、マラウイの子どもたちの学校給食になる」というWarm Hearts Coffee Clubの想いと仕組みは変わりません。

これまでマラウイのコーヒーを温かく支えてくださった寄付者の皆さま、ぜひ新しい「ブルンジ」の持つフレッシュでパワフルな味わいもお楽しみいただけますと幸いです。
これからもコーヒーを通じた温かい支援の輪を、一緒に広げていきませんか?

【製品情報】
品名: カジバジバ
生産国 / 地域: ブルンジ / カヤンザ県カバロレ・コミューン
規格: FW15+(スクリーン15アップ) / 精製方法:フルウォッシュド

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